2012年5月31日木曜日

Mark Gatiss(マーク・ゲイティス),Steven Moffat(スティーヴン・モファット)『Sherlock(シャーロック)』season2


ep評価。
1 単話で考えれば、人生で最高レベルだった。ボヘミアの醜聞リスペクトの僕からすれば特に最高。
2 やや失速感を感じてしまった。
3 ラインバッハの滝と考えると正直少し物足りない感じはしたが、ライバルであるモリアーティがいると作品も楽しい。

2に関しては微妙だったし、3はラストを飾るという意味でよかった。特に内容的に興味はない。
やはりここは1でしょう。
アイリーン・アドラー、本(特に小説)なんて読まない僕がはじめてそれをみたのは、グラナダTVのドラマ『シャーロック・ホームズの冒険』だった。そこには女性に対する敬意を感じた。
色んな海外ドラマばかりみていると、お勧めの作品ってあるとか聞かれて、この話を勧めた。その時に相手は、F・スコット・フィッツジェラルド『グレート・ギャツビー』みたいなものかと言ったが、僕は知らなくて笑われたw今度気が向いたらみてやるよw
だいぶ経った後に、そいつはこれをみて、ギャツビー含めて、糞みたいな拗らせた童貞の妄想って言った。ギャツビーは知らんが俺はそれが間違いではないと思うけど美学ってどこかで人間はもちたいものじゃないかな。自己満足かもしれないが失っちゃいけないものがあると思う時って俺はある。まぁ俺の場合、万引きなんて死んでもしたくないって程度かもしれんがw美学?倫理?いずれにせよ糞食らえって思うときもあるにはある。
思えば、僕は女性に負けることが多かったから、なんとなく気持ちが分かる。女だからって決め付ける人には、違和感を持つね。

はじめ全裸のアイリーンをみた僕の感想は、ばばぁにみえたって事だった。アイリーン役のララ・パルヴァーの他の写真みたけどやっぱり痩せすぎている感がした。
正直、この人はイギリスのドラマ『MI-5 英国機密諜報部』とかでもみたし、あーまたこいつかって感じでもあった。でも徐々に、こいつはすごいと思った。
物語の終盤、アイリーンの口から、モリアーティが出てからのシャーロックの顔。マイクロフトとアイリーンの会話が終わり、シャーロックとアイリーンの台詞の掛け合いが最高にいい。このシーンでの言葉も実に輝いていると思います。間がすごく良いし、インパクトがある。特にvirgin、sentiment、losing side、look at the poor man、funny hatが非常にインパクトを感じる。その後のno because i took your pulseからは、全てが響く。このシャーロックのシリーズの携帯電話(スマホ)の表示が最高に活かされていると思う。
そして、
David Arnold & Michael Price - The Woman
曲が最高だった。

四回ぐらいこのseason2ep1はみた。