2016年11月17日木曜日

Damien Chazelle(デミアン・チャゼル)『Whiplash(セッション)』


ピアノやっていたから楽器の練習が大変なのはわかる。
やめてから何年も経ってるし、何一つできないだろうけどね。そういう意味では俺も挫折したやつなのかもしれない。色んな事をやったけど色々挫折した。
この先生も挫折した人っぽいね。そういう意味では壊れてるよね。
別のことでこういう熱血教師みたいな狂ったやつが先生だったことがあるから、すごく共感できる。
実際、俺も急いで無理矢理踏切渡って電車にはねられかけたことあるし、交通事故はかなりくるものがあるなぁ。
今は誰かに指図されたり合わせる気は、最低限で全くないけど、こういう関係はある種の洗脳みたいなもんやね。

最後の主人公と先生の顔いいね。二人だけの世界というより音楽しかない感じでいいんだけど肯定はできない感じはするな。スピード感があってかっこいい終わり方。
日本のブラック企業や底辺学校のスタンダードみたいでなんだか悲しくもなるね。
映画としての出来は素晴らしいですが、どうも記憶が蘇るのであまり好きになれないかもしれませんが、それだけリアルでいいですね。
J. K. Simmonsに関していえば、ozの頃と役も見た目も変わってねぇーじゃねぇかとしか言いようがない。相変らずの顔芸。
結構完成度高くて最後の作品を昇華していく感じが非常にいいです。