2019年2月1日金曜日

出﨑 哲、冨永 恒雄『11人いる!』


ところどころ、僕の世代の感覚と違うなと思うところもある。
作品としての完成度の低さなのか。僕の世代の感覚がと思っているのが都会の冷たさなのかもしれない。というのも僕が大学生だった頃、九州から来た人が電車でもこっちの人は誰も話しかけてこないから寂しいよねって違いを言っていたので、そういうのもあるのかもしれない。
本当は僕だってという思いもあるが、リスクを考えてしまう。結局、そういう部分はレイプされておかしくなった奴みたいに奥手で警戒心や猜疑心が強いんだろうな。変に噂ながされたり、ばかみてぇなクズが多いし、結局自分のその一部なところもあるし。難しいね。とくにネット社会になった僕より下の世代とかどうなんやろうなとかちょっと横道にそれる話を思っていたが。ただそんな不穏な雰囲気が恐怖感つまりホラー映画みたいになってて最後まで気が抜けなかった。てか作品的にはすごいハッピーエンドでこれはおもしろいなと思う。

まぁそんなことも思ったがタダに対しての最後の扱い、王様なんて石頭(11人目)を手すりに頭ぶつけて、ほぼ殺人レベルの行動、赤鼻みたいに煽動されて撃ったら実質殺人やし。
それが終わった後に、何事もなかったかのように協力してタダの意見を聞くって無理があるやろ。ぐう聖ガンガ。

昔の作品の暗さが怖さになり、何ともいえない緊迫感が最後まであって最高の作品でした。

11人いる!(サイレントマジョリティー)

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