2017年7月23日日曜日

庵野 秀明、樋口 真嗣『シン・ゴジラ』


 嘗ての攻撃的だったというか、活き活きしていた自分と比べ、物事に対する興味を失っていた。311と呼ばれる東日本大震災についても、住む場所も違えば、実感が全くなかった。嘗てに比べては知ろうという興味もわかず、この頃から確かに日本に対する興味を失っていた。
最近はそうでもないが、あの頃は人と会話することも減ったので、非常にズレがみえてきたと思う。その後日本人と会話するのも減っていたので、ちょっとこの作品をみてよかったなという程度。
親父が劇場でみたらしく、シンゴジラのEDが流れたときに、皆が席をたたなかったというのも、あの震災に対する何かがみんな持っているんだろうなとか映画としての完成度に敬意って感じだろうか。想定外という言葉からもあるように震災が大きいテーマだ。震災なんて売れる要素には関係ないって人はいるかもしれないが、新海 誠『君の名は。』は、内容からしてもあの震災を描いているし、両作がヒットしていることからも日本の人々はそこに対するものが大きいんでしょうね。君の名はの内容的に、塗り替えるみたいなとんでもない感じの姿勢に思えて、シンゴジラの方が正面から向いている分だけ好きかな。
僕はこれらの雰囲気を上手く感じることができないんだよなぁ…
内容的には初代ゴジラのリメイクだね。やりたいこともわかるけど、ゴジラVSっていう作品から入った平成生まれの僕には何だか物足りないとは思った。そういや明仁、天皇やめるってよ。

カヨコ・アン・パタースンこと石原さとみの演技や発音が下手だと、これだけがひどいとか言っている人が公開当時多かったと思う。
それに対する意見ってのもたまたま僕はnetflixでこの作品をみていて、
Blake Edwards(ブレイク・エドワーズ)『Breakfast at Tiffany’s(ティファニーで朝食を)』におけるYunioshi(ユニオシ)ことMickey Rooney(ミッキー・ルーニー)との対比で充分。
余談だがグダグダ差別だとかくだらない事を話す人間とは関わりたくもない。ステレオタイプまで否定して喚く、障害者の意見に耳を傾ける気はない。この程度のものまで差別にされたら表現が狭まるし、生きづらい世の中になる。
話を戻すが、こういうコミカルなキャラは別にこれでいいし、演技といえば、赤坂秀樹こと竹野内豊、尾頭ヒロミこと市川実日子以外がひどすぎる。こんなの違和感しか感じないやろって話。尾頭ヒロミもある種のコミカルなキャラみたいなものだけど、他がひどすぎないかなぁ、棒読み、喚いて誤魔化す日本演技とか耐え切れない。俺は歌舞伎的な影響を受けた日本の演技が嫌いだし、外人の場合文化も違うし表情のつくりかたも違うから、判断できないから、気にならないってのもあるがそういうものを差し引いてもいつも糞みたいなお笑い芸人やらアイドルやらの棒読みやら震え気味に演技するのを我慢することはできないし、演技一本の俳優でさえ同じ動きで認めれない。これは僕が他の実写作品をみるにしても日本の作品に対する評価が非常に低いことはここからきています。学芸会レベルってかままごとはやめろってか死ね、死んでくれ。

迫力って言う意味では、ジュラシックワールドとかと比べるとこっちのほうが有りだなとか思うね。
樋口 真嗣『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド』
樋口こいつ中心に映画撮らせたら駄目だってはっきりわかるんだなぁ…
脚本が渡辺雄介、町山智浩。町山こんな糞映画つくって、評論とか笑いものやろ…
評論家が作品をつくってしまったら、もうプレイヤーなわけやから、それがゴミ作品なら町山はゴミとしか言いようがないね。
長谷川博己、石原さとみとか役者被ってるね。
園 子温『ラブ&ピース』
長谷川博己はここでもそうやな。
長谷川にしてもシンゴジラでみて思ったけど下手糞すぎる。こんなのよく主役で使いまわすな。すげーな。いや別に長谷川だけのせいじゃないけど…
水道橋博士、宮台真司、津田大介、茂木健一郎とか町山周辺と被ってるな。
中途半端な連中ばかりやな。
真野恵里菜、マキタスポーツとかいつも同じ感じか。
グダグダ喚くなら作品つくれよ。たけしの弟子もごみばっかじゃねぇか。

日本的なものを表現すると言う意味でシンゴジラに庵野秀明が出てくることが意味があったと思う。『新世紀エヴァンゲリオン』もシンゴジラと同じで海外での評価低いけど、その日本的なものを表しているってのも大きいよね。前述した311の空気を表すのに、この人ほど適任はいなかったと思う。俺は両作品とも嫌いだが少なくとも日本人として、この二つの作品のすごさはわかるから評価できる。

インターネットで色んなサイトをみていたが、震災当時にこの出来事と日本の現状を敗戦時と重ねる論調があった。それもあって僕はかなりこれにはしっくりきた。岡本 喜八『日本のいちばん長い日 運命の八月十五日』、
https://www.cinematoday.jp/news/N0086514
『シン・ゴジラ』に岡本喜八監督が登場するワケ『日本のいちばん長い日』(1967年)【名画プレイバック】
ってことらしい。
何だか良く分からないけど負けたらしいという他人事の様な何ともいえない消失感のようなものを確かに今になって感じる。嘗ての敗戦もそういう要素が一般の国民にあったわけだし、本質的には非常に似ている。
先の大戦の敗戦の原因は?原発事故の原因は?

最後にうつるゴジラの尻尾にある人型の何かについては、ゴジラが暴れた際に取り込まれた人間か、或いはゴジラが別の生命体を作り出そうとしているのかとか色々考えたが、あそこから人型の怪人が現れて、怪人型ゴジラと戦うシン・カメンライダーを次回作としてほしいと心から思います。まじめに感想述べるならあれをみたときに、広島、長崎のかつての被爆がよぎった。

テンポもいいが、現実をリアリティを重視するなら、今後の現実として、さて日本は復活することが出来るのだろうかという感じだろうか。

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